4. 地表面温度(道路、公園、グラウンド)のモデル化:昼間の平均値の推定

航空機観測(2015/8/19 13:30頃に東京都環境科学研究所が実施)により得た東京都区部の地表面温度(空間解像度0.5m;図6右)を道路、公園、グラウンド(図6左)について集計することで、各土地被覆の地表面温度がどのような値を取るかを確率密度分布で示した(図7)。この図に基づけば、平均値でみて道路(39.7)、グラウンド(37.7)、公園(34.8℃)の順で温度が高いという結果である。地表面温度の全体平均と各地表面温度との乖離は表1に示すとおりとなった。





図6:道路、公園、グラウンドの空間分布と航空機観測された地表面温度



図7:道路、公園、グラウンドの地表面温度の確率密度分布


表1:地表面温度の評価結果(2015/8/19 13:30; 東京都区部)




表1を踏まえ、今回は(1)式で市区町村kにおける道路の地表面温度を幅で示すこととした。

道路(市区町村k)の地表面温度の幅=
  [市区町村kの地表面温度(図5) + 全体平均との差(道路)]±標準偏差σ(道路)  ・・・(1)

公園とグラウンドについても同様である。表1に基づけば全体平均との差(道路)は+1.4℃、標準偏差(道路)は2.86である。