観測される気温と地表面温度の違いについて

昼間、熱くなった道路などのアスファルトやコンクリートは熱赤外線を放射しているため、近くにいる人はより暑く感じます。一方、公園(植物のあるところ)は水の蒸発や光合成による蒸発散によって冷やされるため、それほど熱くなりません。


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本アプリでは、ユーザーの方がいらっしゃる市区町村での気温と湿度に加えて、道路
、公園、グラウンドの各地表面温度(※)がどのくらい熱くなっているのかを調べてお知らせし、熱中症予防の参考にして頂きたいと考えています。

※地表面温度とは:地面に触れた時に感じる温度のことです。地表面温度が高いと、例えそこに触らなくても、熱赤外線の放射のために熱中症のリスクが高まります。


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地表面温度は人工衛星で観測されたデータを元に推計します。ただし、衛星観測データをリアルタイムに取得することは困難であるため、実際には、気温観測データ(アメダス+ドコモ環境センサーネットワーク)と過去の衛星観測データとの関係を解析することで、地表面温度を推計しています。詳しくは地表面温度の推計方法のページをご覧ください。





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参考までに、土地被覆タイプ毎の地表面温度の実測値とその日別変化を下図に示しています。左の図に示すように、平均値としては道路が高温ですが、グラウンドの温度の変動幅は大きく、より高温のところがあるので注意が必要です。一方、公園は安定して温度が低いことがわかります。また、右の図は、夏に観測された気温と地表面温度の差を示しています。地表面温度は気温よりもだいたい10℃近く高いことがわかります。


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「あなたの街の熱中症予防」アプリでの地表面温度の計算手法の詳細についてはこちらをご覧ください。


開発者
  • 国立環境研究所:山形与志樹、村上大輔
  • 統計数理研究所:松井知子
協力者
  • ロンドン大学:Gareth W. Peters
  • 国立環境研究所:一ノ瀬俊明、松本太
  • 東京都環境科学研究所:市橋新、常松展充
お問い合わせ
  • 村上大輔(E-mail: uiproject@ism.ac.jp

尚、本成果は下記の研究機関が協働で実施しているビッグデータやIoTなどのデータサイエンスの知識を用いて、持続可能かつレジリエントな都市の実現を目指す「都市インテリジェンス」研究プロジェクトの研究成果の一部です。



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